語源
田舎館村の地名由来は、はっきりとは分かっていません。 村の公式資料は、次の2つの見方を紹介しています。
- 夷中(いなか)説 — 古くはこの地域一帯が蝦夷の中央であったため「夷中」と呼ばれ、それがのちに「田舎」となったとする説
- 稲家(いなか)説 — これまでの米作りの歴史から、大和言葉の「稲家」が地名に関係しているとする見方
前者は地域の位置づけ、後者は生業に着目したもので、説の出発点が異なり、どちらとも決められません。 後半の「館(だて)」については、説明した資料を確認できていません。
なお、現在の村は昭和30年(1955年)に田舎舘村と光田寺村が合併して成立しましたが、合併は村名の成立経緯にすぎません。「田舎館」の名は室町期の記録にすでに見えます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 室町 | 田舎郡 | 1546年の「天文の郡中名字」に、村が津軽田舎郡に属していた旨の記述があるとされる |
| 昭和 | 田舎館村 | 1955年、田舎舘村と光田寺村が合併して成立 |
地名の特徴
田舎館村は津軽平野の南部に位置し、古くから稲作が盛んな地域です。村内では弥生時代の水田跡が確認されており、稲作の歴史はきわめて古くまでさかのぼります。「稲家説」はこの土地柄と響き合いますが、それが語源であることの証明にはなりません。
特産・名物
田舎館村は、豊かな自然が育んだ新鮮な農作物や特産品に恵まれており、特に果物と根菜類が有名です。
- 青森県産りんご「サンふじ」 酸味と甘みのバランスが絶妙で、シャキッとした食感が人気の高い品種です。青森を代表するブランドりんごであり、家庭用(訳あり)もふるさと納税の返礼品として提供されています。
- 田舎館村産 桃 「だて白桃」や「まどか」など、遅い時期に収穫される品種が特徴です。果汁が多く、なめらかな口当たりと甘い香りが魅力で、旬の時期を味わうことができます。
- 青森県産熟成黒にんにく 地元のブランドにんにく「福地ホワイト六片種」のみを使用し、独自の30日間熟成・3段仕込みという製法で作られています。長期熟成を経ることで特有の臭みが和らぎ、フルーツのような甘みを感じられるのが特徴です。