18件の地名を収録
宇佐は古く「菟狭」「宇沙」と記された古代からの地名ですが、「うさ」という語が何を意味したかについては定説がありません。宇佐神宮は地名を冠した社名です。
臼塚古墳の入口に立つ石甲が「臼」と「杵」の形に似ていることから、「うすきね様」と呼ばれ、臼杵の地名が生まれたと伝えられます。
「大分」の地名は古代の「碩田(おおきた)」に由来し、景行天皇が「広大な国」と称えたことに始まる。「おおきた」が「おおきだ」→「おおいた」へと音便変化して現在の読みになった。
市名は中世以来の「木付(きつき)」に由来します。1250年に入部した大友親重が地名の木付をとって姓としており、地名が先で氏名が後です。「きつき」自体の語義は未詳です。
町名は、町内の伐株山(きりかぶさん)にまつわる伝説と結びつけて語られています。山の切り株の民話が「くす」の名の由来として伝えられています。
国東市の地名は、古代の「国前(くにさき)」に由来すると考えられます。『豊後風土記』などに見える表記が、のちに「国東」へと転じたものです。
九重町の町名は、九重連山にちなむとされます。1955年の合併で成立し、山岳景観を背景にした地名として定着しました。
古代からの佐伯氏に由来する地名で、もとは「さえき(サヘキ)」と読まれていたとされます。大正5年に表記の読みが「さいき」へ改められ、現在の呼び名が定着しました。
市名は中世以来の地名「竹田」を継承したものですが、「たけた」の語義を説明した確かな資料は確認できず、由来は未詳です。読みは「たけだ」ではなく清音の「たけた」です。
「つくみ」の語義を説明した資料は確認できず、由来は未詳です。津久見湾を三方から囲む地形と結びつける読み方もありますが、裏づけは取れていません。
中津は、山国川の河口部に開けた港・洲に由来する地名と考えられます。『津』は港や船着き場を表し、海辺の地形と結びついて成立した名称です。
「日出」を「ひじ」と読む理由や語義を説明した資料は確認できず、由来は未詳です。江戸時代には日出城を中心とする日出藩の城下町として栄えました。
日田市の地名由来には複数の説があり、古代の「久津媛(ひさつひめ)」にちなむ説や、湖が干上がって「日鷹(ひたか)」となったとする伝承が知られます。
姫島村の地名は、『古事記』の国生み神話に登場する女島や、『日本書紀』にみえる比売語曽(ひめこそ)の伝承に由来するとされます。神話と伝説が重なる、離島らしい由緒をもつ地名です。
2005年の合併で誕生した市名で、旧国名の「豊後」と郡名・地域名の「大野」を組み合わせたものです。
旧国名の「豊後」を冠して、同名の高田市と区別した市名です。もとは「高田」を中心とする地域で、先行する市名との重複回避から現在の名称が定着しました。
別府市の地名は、中世の荘園制度で特別に区分された「別符(べふ)」に由来するとされます。石垣荘の開発地を指した呼び名が、のちに別府へ転じたという説が有力です。
由布市の地名は、市内の由布岳や由布院に由来し、古くから地域を象徴する山名・地名が市名として受け継がれたものです。