語源
町田市の「町田」という地名は、由来が一つに定まっておらず諸説あります。代表的には、区画して分けた田地を意味する「町田」から来たとする説があり、田の区画を表す地名として理解されています。
また、市が盛んだったことから、「町」と「市(いち)」が通じるものとして捉えられたという説もあります。さらに、祭礼や市の神に関わる費用をまかなうための田、「祭り田(まつりだ)」に由来するという説も伝えられています。
語源由来辞典では、商家の集まる交通の要地を意味した地名と考えられるとしています。いずれの説も、町田が古くから人や物の集まる場所だったことを示すものといえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 町田 | 市場町・交通の要地として発展したとされる |
| 明治 | 町田 | 町村制施行後、周辺村の合併を経て地域名として定着 |
| 昭和 | 町田市 | 1958年に市制施行 |
地名の特徴
町田市は多摩丘陵の東部に位置し、東京都でありながら神奈川県との結びつきも強い地域です。地名の由来に「市」や「商い」に関わる説が多いことは、町田が古くから人の往来や交易と関係の深い土地だったことをうかがわせます。
同じく「田」を含む地名でも、単なる農地を示す場合だけでなく、区画・市場・祭祀など複数の意味が重なっている点が特徴です。