🗾 地名由来辞典

宮古島市 ( みやこじまし )

沖縄県 / 宮古島市 不明時代由来

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「宮古」の由来には諸説あり、確定していません。14世紀の中国側の記録に見える「密牙古」を宮古とみる説がありますが、解釈は定まっていません。

語源

宮古(みやこ)という島名の由来には諸説があり、確定していません。

文献上の手がかりとされてきたのは、中国側の記録です。明代初期の『元史』仁宗紀や1605年の『温州府志』に、1317年に「波羅公管下密牙古(みやこ)人」が温州永嘉に漂着したという記載があり、一般にはこれが文献における宮古島の初出とされてきました。

もっとも、この「波羅公管下密牙古人」の読み方自体が定まっていません。「婆羅公」を琉球士族の親雲上(ぺーちん)と推定して「密牙古」を宮古の意とする説がある一方、「波羅」は宮古島内の地名保良(ぼら)であるとする説もあります。さらに『温州府志』の数十年後に書かれた『明史』では「婆羅」はボルネオの意であると説明されており、解釈は定まっていません。

いずれにせよ、これらは「みやこ」という音がいつから記録に現れるかをめぐる議論であって、その語が何を意味したかを説明するものではありません。市名は、この島名をそのまま採ったものです。

歴史的変遷

時代呼称備考
鎌倉密牙古1317年の漂着記事に見えるとされるが、宮古を指すかは解釈が分かれる
不明宮古島名として定着。語義は未詳
平成宮古島市平成17年(2005年)、平良市と周辺町村の合併により成立。島名を市名に採る

地名の特徴

宮古島は、日本語の「都」と同じ音を持つため意味を読み取りたくなる島名ですが、その連想を裏づける資料はありません。琉球の言葉で呼ばれてきた音に漢字を当てた地名とみられ、名護などと同じ型に属します。

島は沖縄本島から南西におよそ300キロ離れており、中国大陸との往来の記録に早くから現れる位置にあります。それだけに文献の解釈が由来論の中心となってきましたが、決着はついていません。

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-01