語源
徳之島町は徳之島の東部を行政区域とする町で、町名は島名の「徳之島」をそのまま採ったものです。
島名の古い姿は、『続日本紀』文武天皇3年(699年)7月19日条に見えます。同条に記された「多褹・夜久・菴美・度感」のうち、度感が徳之島にあたるとされ、南島の人々が朝廷に方物を献じた記事として伝わります。7世紀末にはすでに朝廷側に認識されていた島ということになります。
ただし、「度感」あるいは「とく」という語が何を意味したかについては、語義の説を確認できませんでした。同時期の別表記として「度姑」も知られますが、いずれも音を写した表記であり、意味を説明するものではありません。本記事では由来未詳の島名として扱います。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 飛鳥 | 度感 | 『続日本紀』文武天皇3年(699年)7月19日条に見える |
| 不明 | 徳之島 | 現在の表記として定着 |
| 昭和 | 徳之島町 | 亀津町と東天城村の合併により成立。島名を町名に採る |
地名の特徴
徳之島は、7世紀末の中央の記録に名が現れるほど古くから知られながら、その名の意味が解けていない島です。奄美群島の島々(夜久=屋久島、菴美=奄美大島)と並んで一括して記されており、当時の朝廷が南島をひとまとまりとして把握していた様子がうかがえます。
島内には徳之島町のほか天城町・伊仙町があり、島名を採ったのは徳之島町だけです。町域には亀津・亀徳などの集落名が残り、これらは島名とは別系統の地名です。
特産・名物
徳之島コロッケ 徳之島のミネラル豊富な新じゃがいもを使用し、島の元気なおばちゃんたちが一生懸命作った自慢の特産品です。マツコの知らない世界などのテレビ番組でも紹介され、その美味しさで注目を集めています。
鹿児島黒毛和牛(のざき牛) 徳之島町内で飼育された高品質な黒毛和牛を使用し、特に「のざき牛」としてブランド化されています。牧場から厳選された肉質は柔らかく、世界自然遺産の島で育った高級食材としても重宝されています。
奄美本格黒糖焼酎 島の自然と風土を活かした本格焼酎で、徳之島を含む奄美大島にしか作られない特徴的な酒です。蔵元の伝統と情熱が詰まった製品が多く、地元の飲食店でも愛飲されています。