語源
池田町のもとの地名は、現在の池田市街にあたる十勝川と利別川の旧合流点一帯に付けられていたアイヌ語地名「セイオㇿサㇺ(sei-or-sam)」です。これは「貝殻・の処・の傍」を意味するとされ、和人はこれに漢字をあてて「凋寒(しぼさむ)」と呼びました。
その後、1904年(明治37年)に現在の根室本線にあたる鉄道が開通した際、池田仲博による「池田農場」の敷地内に駅が設置され、「池田駅」と命名されました。駅名が地域名として広まり、1913年(大正2年)に川合村へ改称したのち、1926年(大正15年)の町制施行時に「池田」を町名として採用しました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治以前 | セイオㇿサㇺ / 凋寒 | アイヌ語地名に漢字をあてた呼称 |
| 明治37年 | 池田駅 | 池田農場内に駅が設置される |
| 大正2年 | 川合村 | 村名を改称 |
| 大正15年 | 池田町 | 町制施行により現町名へ |
地名の特徴
池田町の地名は、アイヌ語由来の古い土地名と、開拓期の鉄道駅名・農場名が重なって成立した点に特徴があります。北海道では、駅名や開拓者の名がそのまま自治体名として定着した例が少なくありませんが、池田町もその一つです。
また、町は「ワインの町」として知られ、町営のブドウ栽培・ワイン醸造が地域イメージを強く形づくっています。地名そのものは開拓期の命名に由来しますが、現在は十勝ワインやワイン城などと結びついて広く認知されています。
特産・名物
池田町は「十勝ワイン」の発祥地として全国に知られています。財政難を克服するため、町が自らブドウを栽培してワインを醸造・販売するという独自の挑戦が50年以上前に始まり、以来「ワイン城」と呼ばれる醸造施設を中心に町民に愛され続けています。辛口にこだわったスタイルが料理との相性の良さで評判を呼んでいます。また、「いけだ牛」をはじめとした十勝ブランドの牛肉や、地元牧場の乳製品も町を代表する農畜産品です。
ふるさと納税の返礼品には、十勝ワインを筆頭に、黒豚製品・骨付きハム・ローストビーフ・チーズなど、農畜産業の豊かさを活かした品々が揃っています。