語源
えびの市の名称は、市南部の霧島山中に広がる「えびの高原」に由来する。 えびの高原では、かつて硫黄山周辺から噴出する火山ガスの影響により、一帯に群生するススキが秋になると赤褐色から紫がかった「海老色(えびいろ)」に変化したと伝えられている。この景観から「えびの」の名が生まれたという説が広く知られている。 1966年(昭和41年)、飯野町・加久藤町・真幸町の3町が合併した際、新自治体名として地域を代表する観光地であった「えびの高原」にちなみ「えびの町」が採用された。その後、1970年(昭和45年)の市制施行により現在のえびの市となった。 なお、「えびの」の語源については、海老色由来説のほかに「江火野」などを語源とする説も紹介されることがあるが、行政資料などではススキが海老色に染まる景観に由来するという説明が一般的である。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 昭和 | 飯野町・加久藤町・真幸町 | 現在の市域を構成した自治体 |
| 昭和 | えびの町 | 1966年に3町が合併して成立 |
| 昭和 | えびの市 | 1970年に市制施行 |
地名の特徴
えびの市は宮崎県・熊本県・鹿児島県の県境に位置し、霧島山北麓の自然豊かな地域である。 市名の由来となったえびの高原は、韓国岳や白鳥山などの火山群に囲まれた標高約1,200メートルの高原で、日本初期の国立公園指定地域の一つとして知られる。地名が地域全体の象徴的景観から採用された例であり、自然景観そのものが自治体名となった比較的珍しい事例である。 また、「えびの」という表記は平仮名を用いており、親しみやすさと観光地としての知名度を重視した命名であったと考えられている。
特産・名物
えびの市の特産品は、霧島連山の自然環境と清らかな水に恵まれた土地で育ったものが多く見られます。特に以下のものが有名です。
- キノコ:霧島の裾野に広がる肥沃な土壌で栽培されるシイタケやマイタケなど、肉厚で美味しいキノコ類が豊富です。
- はちみつ:緑の山々に囲まれた盆地で採れた「百花はちみつ」は、まろやかで花の香りが特徴的な天然の純粋はちみつです。
- いちご:高原育ちのいちごは寒暖差により糖度が高く、地元でもお土産ランキング 1 位を誇る人気果物です。
- 米:霧島山麓で栽培される「ヒノヒカリ」は特 A ランクを取得しており、JAL ファーストクラス機内食採用実績もあります。
また、「えびのブランド」認証を受けた加工品や、霧島山麓で育ったこだわり卵も地元の誇りです。