語源
「津」は古語で「港・渡船場」を意味する。津市はかつて安濃郡の港であったことから「安濃津」と呼ばれていた。江戸初期に「安濃津」の上略形として「津」という一字の地名が定着した。
日本語において「津」単独で港を表す例は各地に見られるが、市の名称が一文字となるのは全国でも珍しい。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 室町時代 | 安濃津 | 坊津・博多津とともに「日本三津」の一つ |
| 江戸初期 | 津 | 「安濃津」から上略され現在の地名が定着 |
| 明治22年 | 津市 | 日本最初の市制施行31市の一つとして市制施行 |
地名の特徴
津市は三重県の県庁所在地であり、伊勢参宮街道の宿場町として発展した。「伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ 尾張名古屋は城でもつ」という俚謡にも名を残すほど、かつては伊勢信仰の玄関口として栄えた。
特産・名物
津市は三重県の県都で、うなぎの消費量が日本有数と言われるうなぎの街として知られる。ふわっとした食感の蒲焼きは市民に愛され、ふるさと納税返礼品でも提供されている。松阪牛のすき焼き用なども返礼品として充実している。みすぎ地区で生産される「一志みすぎ茶」も特産品で、おぼろ織りを用いた「おぼろタオル」は吸水性の高い伝統的な繊維製品として知られる。銘菓では「いむらや」のようかん・あずきバーが全国的な知名度を持ち、ふるさと納税の返礼品として根強い人気がある。