語源
阿蘇市の「阿蘇」という地名は、『日本書紀』に見える伝承に由来するとされています。景行天皇が阿蘇の地を訪れた際、「この国に人がいるのか」と尋ねると、阿蘇都彦(あそつひこ)・阿蘇都媛(あそつひめ)の二神が現れ、「私たち二人がおります」と答えたため、天皇がこの地を阿蘇と名づけた、というものです。
また、別説として、古代インドの神「阿修羅(あしゅら)」に由来するという説も紹介されていますが、地名の由来としては神話伝承に基づく説明が広く知られています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 古代 | 阿蘇国 | 『日本書紀』などに見える伝承上の呼称 |
| 古代 | 阿蘇郡 | 律令制下での地域区分 |
| 明治 | 阿蘇町・一の宮町・波野村 | 2005年の合併前の自治体名 |
| 平成 | 阿蘇市 | 2005年2月11日に新設合併で成立 |
地名の特徴
阿蘇の地名は、阿蘇神社の神話と深く結びついています。市内の阿蘇神社には阿蘇都彦・阿蘇都媛をはじめとする伝承が残り、地域名そのものが信仰や火山地形と一体になって伝えられてきました。
同じく「阿蘇」を冠する地名は、阿蘇郡や阿蘇神社周辺の地名にも広く見られ、火山地帯の広大なカルデラ地形とともに、古代からの土地認識を今に伝えています。
特産・名物
阿蘇市の特産品として、熊本で生まれ育まれた「くまもとあか牛」が有名です。赤身の特徴的な味わいとヘルシーさを兼ね備え、牛肉らしいうま味に富んだ肉質が特徴で、全国から注目を集めています。また、夏の風物詩となる「スイートコーン」も人気があります。市内の農家や牧場で生産されたこだわりの旬の味覚として提供され、期間限定テイクアウト商品としても有名です。
ふるさと納税のお礼の品として登録されているものには、「至極の高菜炒飯」や「シクラメン」などがあります。プロの料理人が手掛けた高菜炒飯は旨味とバターの香りが絶妙に絡み合い、高校生徒が育てたシクラメンは 5 色の花色を楽しめる逸品です。
その他にも乳製品やスイーツなどの多彩な特産品があり、ふるさと納税の返礼品としても人気があります。