🗾 地名由来辞典

玉名市 ( たまなし )

熊本県 / 玉名市 飛鳥時代由来

AI生成

玉名市の市名は古代の郡名「玉名」を受け継いだものです。『日本書紀』の「玉杵名(たまきな)」から「たまいな」を経て「たまな」に変化したとされます。

語源

玉名市の市名は、古代からこの地に置かれた郡の名「玉名」を受け継いだものです。市域は令制のもとで肥後国玉名郡にあたり、その郡名が近代の町名を経て市名になりました。

郡名の元をたどると、コトバンクが引く辞典に次の説明があります。「玉名の地名は『日本書紀』巻七に『玉杵名(たまきな)』とあり『たまきな』と訓ぜられるが、『和名抄』国郡の『玉名郡』には『多万伊奈(たまいな)』と訓が付され、『たまきな』から『たまいな』、のちに『たまな』と変化したものとされる」。つまりたまきな → たまいな → たまなという音の変化を経て現在の形になったことになります。

ただし、これは音と表記の変遷であって、「たまきな」という語がもともと何を意味したかを説明するものではありません。語義については広く定着した説を確認できませんでした。市名の由来としては、古代以来の郡名を継承したものと整理するのが正確です。

歴史的変遷

時代呼称備考
飛鳥玉杵名『日本書紀』巻七に見える。「たまきな」と訓ぜられる
奈良玉名郡大宝律令(701年)のもとで肥後国の郡として置かれる
平安玉名郡(多万伊奈)『和名抄』に「たまいな」の訓。のち「たまな」へ変化
昭和玉名市玉名町ほかの合併により市制施行。郡名を市名に継承

地名の特徴

玉名は、1300年以上前の表記までさかのぼれる一方で、その語が何を指したかは分かっていない地名です。「玉杵名」という三字の表記から二字の「玉名」へ整理された過程は、律令制下で地名を好字二字に改める動きとも重なります。

市内には玉名・高瀬・伊倉・岱明町・天水町など、旧町村名や歴史的な地名が町字名として残っており、地域の中心地として「玉名」の名が広く定着してきたことがうかがえます。

特産・名物

地名の変遷

  1. 飛鳥 玉杵名(たまきな) — 『日本書紀』巻七に見える表記。地名の起こりとされる
  2. 平安 玉名郡(多万伊奈) — 『和名抄』では「多万伊奈(たまいな)」と訓が付される

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-01