語源
名取市名取の地名は、古くから複数の由来が伝えられています。
一説では、湿地の多い土地柄から、アイヌ語で湿田を意味する「ニタトル」が転じて「ニトリ」「ナトリ」になったとされます。
また、陸奥国名取郡に由来する地名であり、郡名や名取氏など、古い地域名の継承とみる説もあります。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 名取郡 | 古代の郡名として知られる |
| 昭和 | 名取町 | 1955年に2町4村が合併して成立 |
| 昭和 | 名取市 | 1958年に市制施行 |
地名の特徴
名取市は、仙台市に隣接する宮城県南部の都市で、名取川や仙台平野と結びついた地形的特徴を持ちます。
地名由来としてはアイヌ語説がよく知られますが、古代の郡名「名取郡」との連続性もあり、東北地方の古い地名層を考えるうえで興味深い例です。
特産・名物
宮城県名取市では、サッポロビールの仙台工場が生産する「ヱビスビール」や「黒ラベル」など地元のビールが代表的な特産品です。
また、名取市は宮城県内でせりの生産量に特に力を入れており、平成 26 年には県内の生産量が国内の 34.5% を占めるといったデータがあります。特徴としては、葉や茎だけでなく根っこまで食べられる「せり鍋」が有名で、春の七草の一つとしても親しまれています。
さらに、閖上地区では赤貝をはじめとする水産加工品も名物として知られています。震災復興を機に仮設工場などで生産が続けられている「丸七佐藤水産」などが提供しており、電子レンジ調理可能な煮魚や包み焼きセットなど、手軽に楽しめる商品が人気です。