🗾 地名由来辞典

酒々井町 しすいまち

千葉県 / 酒々井町 不明時代由来

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町名は「酒の井」伝説に由来するとされ、孝行息子が井戸から酒を汲んだという話が広く伝わります。ほかに「洒々井」や「出水」からの転訛とみる説も紹介されています。

語源

酒々井町(酒々井しすいまち)の町名は、町公式サイトで「酒の井」伝説に由来するとされています。昔、印旛沼の近くに住む孝行息子が、酒好きの父のために毎日酒を買って帰っていましたが、ある日どうしても酒代が用意できず、道端の井戸の水をくんでみると酒の香りがし、実際に酒だったという話です。これが広まり、村は「酒々井」と呼ばれるようになったと伝えられます。

町の解説では、この伝説は『十訓抄』に見られる養老の滝説話の系譜に連なるものとされ、井戸を「酒の井」と呼ぶようになったことが地名の由来と説明されています。一方で、別の説として、印旛沼周辺に多かった湧水の井戸から「しゅすい(出水)」と呼ばれ、それに豊かさを表す「酒」の字を重ねて「酒々井」と書くようになった、という見方も紹介されています。

歴史的変遷

時代呼称備考
鎌倉酒の井伝説の成立『十訓抄』系の孝子酒泉説話との関連が指摘される
室町須々井古文書に見える表記とされる
江戸酒々井伝説の「酒の井」が広く知られるようになる
明治以降酒々井町町名として定着

地名の特徴

酒々井は、伝説由来の地名として知られる一方、難読地名としてもよく挙げられます。町内には「酒の井の碑」が整備され、地名の由来を伝える地域資源として活用されています。

また、同じく「井」や湧水に関わる地名と比べても、伝承と地名表記が強く結びついている点が特徴です。伝説・地形・表記の変化が重なって現在の地名が形づくられたと考えられます。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-16