語源
小牧市の地名由来には、主に二つの説があります。ひとつは、太古に小牧山の西麓付近まで海が入り込み、舟人が遠くからこの山を目標に帆を巻いたことから帆巻山と呼ばれ、それが転じて「小牧」になったとする説です。もうひとつは、中世に当地で馬市が盛んに開かれ、駒来と呼ばれたことに由来するという説です。
ただし、小牧市公式サイトでも「はっきりしたことはわかっていません」とされており、確定的な由来は未詳です。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 帆巻山 | 舟人が帆を巻いたことに由来するとされる伝承 |
| 不明 | 駒来 | 馬市に由来するとされる伝承 |
| 不明 | 小牧 | 現在の地名 |
地名の特徴
「小牧」の由来は、地形と交通・交易の両面から説明されるのが特徴です。小牧山をめぐる伝承と、馬市に関わる伝承の両方が残っており、地域の歴史的な性格をよく示しています。
同じく「駒」や「牧」を含む地名は、馬や牧場、交易との関わりを示す例として各地に見られますが、小牧市の場合は小牧山という象徴的な地形との結びつきが強く意識されています。
特産・名物
小牧市の篠岡地区は古くから桃の名産地で、明治時代から続く「しのおかの桃」は柔らかく多汁で芳香豊かと評判です。同じ丘陵地帯でぶどう(シャインマスカット・巨峰)やいちじく・柿の栽培も盛んで、多彩なフルーツが揃います。これらはふるさと納税でも人気の返礼品として扱われています。
また、名古屋コーチンは小牧市が発祥の地とされる日本三大地鶏のひとつで、コシのある食感と旨みの強さが特長です。小牧インターチェンジに近い立地を生かした食品・農産品の流通も盛んで、地域の農業と産業が融合したまちとして知られています。