🗾 地名由来辞典

春日井市 かすがいし

愛知県 / 春日井市 明治時代由来

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春日井市の市名は、旧春日井郡に由来し、さらに春日部の転声とされます。春日大娘皇女の御名代部や春日氏に結びつける説も伝わります。

語源

春日井市の「春日井」は、もともとの郡名である春日井郡に由来します。春日井は、古くは春日部かすがべの転じた形とされ、尾張国神名帳にも「春日部」と見えると伝えられます。

由来にはいくつかの説があり、ひとつは第24代仁賢天皇の皇后・春日大娘皇女の御名代部が尾張東部に置かれ、その管理にあたった人々が「春日氏」「春日部」と呼ばれたことにちなむという説です。ほかに、春日氏が住んだ土地とする説もあります。

市名としては、1880年に春日井郡が東西に分割される以前の郡名を受け継いだもので、現在の市名はその歴史を反映しています。

歴史的変遷

時代呼称備考
古代春日部春日井の古い表記・転声前の形とされる
明治春日井郡1880年に東春日井郡・西春日井郡へ分割される前の郡名
昭和春日井市1943年に市制施行、郡名を継承して成立

地名の特徴

春日井市の地名は、行政地名としての市名だけでなく、旧郡名・旧村名にも古い歴史が色濃く残っています。とくに「春日部」から「春日井」への変化は、尾張地方の古代地名の継承を考えるうえで重要です。

また、市内には「高蔵寺」「神屋」「内津」など、神社名や伝承、日本武尊にまつわる説話を背景にする地名も多く、古代から中世にかけての信仰や交通の歴史をうかがわせます。

特産・名物

春日井市は、果物の産地として知られています。温暖な気候を生かして栽培されるグレープフルーツや桃が特産品で、グレープフルーツは愛知県内でも有数の生産量を誇ります。

また、市内の牧場で育てられた知多牛(ちたぎゅう)は、愛知県のブランド牛として食肉市場で評価されています。きめ細かな肉質と適度な霜降りが特徴で、焼肉やすき焼きに適しています。

春日井市は名古屋市のベッドタウンとして発展してきた都市でもあり、農業と都市機能が共存する土地柄です。新鮮な農産物や果物はふるさと納税の返礼品としても取り扱われており、地元産の桃やぶどうのセットが人気を集めています。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-18