語源
黒部市(黒部)の地名由来には、いくつかの説があります。
ひとつは、山が高く、立ち並ぶ木々が真っ黒に生い茂って日が差しにくい場所を指す言葉から出たとする説です。黒く深い山や川の景観を表した地名と考えられます。
また、黒部山の奥に生えていた常緑針葉樹「ネズコ」の別名が「黒檜(くろび)」であったことに由来するという説もあります。
さらに、アイヌ語のクンネベツ(黒い川・暗い川)やクルベツ(魔の川)に由来するという説も伝わっています。
このように、黒部の地名は自然の景観や山地の印象を反映したものとみられますが、定説はまだ一つに定まっていません。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | 黒部 | 由来については複数説がある |
地名の特徴
黒部市は黒部川下流域に位置し、山と川の印象が強い地域です。
同じ富山県内でも、黒部川や黒部ダムの名で広く知られており、地名そのものも自然地形との結びつきが強いと考えられます。
また、アイヌ語由来説が挙げられる点は、北日本の地名研究でしばしば見られる特徴です。
黒や暗さを表す語を含む地名は、山深い場所や流れの急な川筋を示す例として各地に見られます。