語源
高岡市の「高岡」は、『詩経』の一節「鳳凰鳴矣于彼高岡(鳳凰鳴けり彼の高き岡に)」に由来するとされています。前田利長が1609年に高岡城を築き、城下町を開いた際、瑞祥の意味を込めてこの名を付けたと伝わります。
それ以前、この一帯は「関野」または「志貴野」と呼ばれていましたが、開町後に「高岡」の名が定着しました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 関野・志貴野 | 高岡城築城以前の呼称 |
| 江戸 | 高岡 | 1609年、前田利長が開町に際して命名 |
| 明治 | 高岡市 | 1889年に市制施行 |
| 平成 | 高岡市 | 2005年に福岡町と合併し現在の市域に |
地名の特徴
高岡の地名は、単なる地形表現ではなく、漢籍に由来する吉祥性の強い命名です。城下町としての成立と結びついている点が特徴で、同じく前田氏の城下町として発展した地域の歴史を今に伝えています。
また、高岡は鋳物や漆器などの伝統産業が発達した町としても知られ、地名の由来と都市の歩みが重なっている点が印象的です。