🗾 地名由来辞典

目黒区 めぐろく

東京都 / 目黒区 不明時代由来

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目黒区の地名由来は定説がなく、馬畔説や地形説、目黒不動尊にちなむ説など複数が伝わります。いずれも決め手に欠け、由来は未詳とされています。

語源

目黒区の「目黒(めぐろ)」という地名には、確定した由来はありません。目黒区の公式解説でも、由来については真偽が明らかでないとされ、複数の説が紹介されています。

主な説としては、まず「馬畔(めぐろ)」に由来するという説があります。ここでの「め」は馬、「くろ」は畔(あぜ)を意味し、馬を見回るための畔道に関係する地名とする考え方です。目黒周辺には駒場・駒沢・上馬・下馬など、馬に関わる地名が残っており、この説を補強する材料とされています。

次に、地形に由来するという説があります。こちらは「め」をくぼ地や谷、「くろ」を嶺とみなし、目黒川とその周辺の丘陵地帯を表したものとする考え方です。目黒は坂の多い地形としても知られ、地形由来説は地域の景観とも結びついています。

そのほか、黒い馬を意味する語に由来する説や、目黒不動尊にちなむ説もあります。とくに五色不動の一つである目黒不動尊との関連は広く知られていますが、地名そのものの起源としては断定されていません。

歴史的変遷

時代呼称備考
鎌倉目黒『吾妻鏡』に武蔵武士・目黒彌五郎の名が見える
江戸目黒村近世の地誌で由来未詳とされ、諸説が併記される
明治目黒駅名・行政地名として広く定着
昭和目黒区1932年に区制施行
平成目黒区特別区として継続
令和目黒区現在に至る

地名の特徴

目黒の地名は、周辺の「駒」「馬」に関わる地名群とあわせて考えられることが多く、古くから馬と関係の深い土地だった可能性が指摘されています。また、目黒川や台地・谷がつくる起伏の多い地形も、地名の成立を考えるうえで重要な手がかりです。

さらに、目黒不動尊は「江戸五色不動」の一つとして知られ、目白・目赤・目青・目黄と並ぶ信仰上の地名連想も生みました。ただし、これらは後世の解釈や俗説も含むため、目黒という地名の本来の由来はなお不明とされています。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-16