🗾 地名由来辞典

牧之原市 まきのはらし

静岡県 / 牧之原市 明治時代由来

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牧之原市の地名は、古くこの一帯に官牧や私牧が置かれたことに由来するとされます。のちに台地北部の呼称が地域全体へ広がり、現在の市名となりました。

語源

牧之原市の「牧之原」は、この一帯に国の公営牧場である官牧が置かれたことに由来するとされます。のちに私牧も営まれ、台地に沿って北へ広がった牧地を指して「牧之原」と呼ぶようになった、という説明が見られます。

また、江戸期には牧之原台地北端の一部を「牧之原」と呼び、南側は「金谷原」と総称されていたとも伝えられます。『掛川誌稿』では、布を細長く引き伸ばしたような形から「布引原」とも呼ばれたとされ、地形や土地利用の変化と結びついた地名であることがうかがえます。

牧之原まきのはらは、現在では大茶園の広がる牧之原台地全体を指す地名として定着しています。

歴史的変遷

時代呼称備考
奈良白羽牧遠江に置かれた官牧の名とされる
江戸牧ノ原 / 金谷原 / 布引原台地北端の一部を中心に呼称が用いられた
明治牧ノ原士族入植と開拓の進展で呼称が広がる
昭和牧之原市市制施行後の現行自治体名

地名の特徴

牧之原の地名は、牧場・原野・台地という土地の性格をよく表しています。静岡県中部の大井川下流から菊川にかけて広がる牧之原台地は、茶園地帯として知られ、地名と産業景観が強く結びついています。

同様に、古い牧場や原野に由来する地名は各地に見られますが、牧之原は官牧の歴史と明治期の開拓史が重なっている点に特徴があります。

参考資料・出典

最終更新: 2026-05-29