語源
豊郷という町名は、米穀の豊穣を願って命名されたと伝えられています。JALふるさと納税サイトでも、古くから稲作が主産業であったことと結びつけて説明されており、豊かな実りを願う縁起のよい地名といえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 豊郷村 | 町域の前身。のちに町制施行。 |
| 昭和 | 豊郷町 | 町制施行後の現行名称。 |
地名の特徴
「豊」と「郷」を組み合わせた地名は、豊かな収穫や土地の実りを願う意味合いを持つ例として理解できます。豊郷町も、鈴鹿山脈からの水と肥沃な大地に支えられた田園地帯にあり、地名の印象と地域の農業的性格がよく合っています。
また、滋賀県内には農耕や豊穣を意識した地名が各地に見られますが、豊郷町はその中でも「豊かさ」を前面に出した、わかりやすい吉祥的な町名です。
特産・名物
豊郷町を代表する農産物として「とよ坊かぼちゃん」が知られています。手のひらほどの小ぶりなカボチャで、強い甘みと風味が特徴です。このカボチャを使った「とよさとプリン」は、2017年の介護食品コンクールで農林水産大臣賞を受賞し、全国的な注目を集めました。羊羹など他の加工品にも利用され、町の特色ある農産加工品として定着しています。
また、鈴鹿山脈からの豊富な水に育まれた近江米(コシヒカリ・キヌヒカリ・みずかがみなど)の生産も盛んで、田園地帯の広がる豊郷町らしい特産品です。観光面では、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の豊郷小学校旧校舎群がアニメ『けいおん!』の舞台として知られており、ふるさと納税の返礼品にはアニメ関連グッズや旧校舎のポストカードセットも用意されています。近江牛や地元農産物を含む返礼品が全国のファンや寄附者に届けられています。