🗾 地名由来辞典

長浜市 ながはまし

滋賀県 / 長浜市 安土桃山時代由来

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長浜市の地名は、もとは「今浜」と呼ばれていた地を、天正3年頃に羽柴秀吉が改称したと伝えられます。『長』を織田信長の名にちなむとする説もありますが、確証はありません。

語源

長浜市の地名は、もとは今浜いまはまと呼ばれていた地名を、天正3年(1575年)頃に羽柴秀吉が「長浜」と改めたことに由来するとされます。
「長」の字については、主君である織田信長の「長」にちなむという説がありますが、因果関係ははっきりしていません。

歴史的変遷

時代呼称備考
室町今浜永享7年(1435年)の史料に「今濱村」が見えるとされる
安土桃山長浜天正3年頃、羽柴秀吉が改称したと伝えられる
江戸長浜町地誌類でも改称後の地名として記録される
昭和長浜市1943年に市制施行
平成長浜市2006年に周辺町村を編入、2010年に虎姫町などを編入

地名の特徴

長浜は琵琶湖岸の港町として発展し、城下町としての性格も強い地名です。
同じく「浜」を含む地名でも、自然地形をそのまま表す場合と、開発や改称によって成立した場合があり、長浜は後者の代表例として知られます。

この地名は、旧名の「今浜」とあわせて語られることが多く、戦国期の城下町形成と地名改称の関係を考えるうえで興味深い例です。

特産・名物

長浜市の代表的な特産品のひとつが、天文3年(1534年)創業の老舗・冨田酒造が醸す地酒「七本鎗しちほんやり」です。賤ヶ岳しずがたけの戦で活躍した7人の武将にちなんで名付けられた銘酒で、北国街道沿いの蔵で近江米を使って醸造されています。文人・北大路魯山人も愛飲したとされ、全国に知られる近江の銘酒です。

食文化では近江牛のほか、琵琶湖北端の湖北地域で生産される農産物が豊かです。大豆を原料とした「湯葉」や、地元農家が丁寧に育てた米「ミルキークイーン」なども特産品として知られています。また、長浜市には「長浜浜縮緬(はまちりめん)」の産地としての歴史があり、絹織物の伝統は長浜の文化を彩ってきました。

ふるさと納税の返礼品としては、地酒「七本鎗」・近江牛・湖北産の農産物・スモークサーモンなどが人気を集めています。北近江の豊かな自然と歴史が育んだ多彩な食と工芸が、長浜のふるさと納税を通じて全国に届けられています。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-18