語源
朝霞という地名は、昭和7年(1932年)の町制施行にあわせて、旧来の膝折村から改称されたものです。朝霞市公式ホームページによると、改称にあたっては、当時の東京ゴルフ倶楽部の名誉会長であった朝香宮殿下の名をいただき、「朝霞」とすることになりました。
また、町名改称許可書は市の文化財として保管されており、地名の由来を示す史料として位置づけられています。つまり朝霞市の名は、近代の行政改称と、朝香宮の名にちなむ命名が結びついて成立した地名といえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | 膝折村 | 旧村名として用いられていた。 |
| 昭和 | 朝霞町 | 昭和7年、町制施行とともに改称。 |
| 昭和 | 朝霞市 | のちに市制施行により現在の市名となった。 |
地名の特徴
朝霞のように、人物名に由来して新たに定められた近代地名は、関東地方の市町村名にも見られます。旧名の膝折に比べると、朝霞は明るく雅な印象を持つ名称で、改称の意図がうかがえます。
同じく昭和期の町名改称では、縁起や印象、地域の将来像を意識して新しい地名が選ばれることがあり、朝霞市もその代表例の一つです。
特産・名物
朝霞市はユニークな特産品として「七福鳴子」が知られています。これは朝霞市発祥とされるプラスチック製の鳴子で、壊れにくく軽快な音が特徴です。よさこい踊りなどで全国的に使われる鳴子の産地として、市の産業的な個性を示しています。
食品面では、市内の老舗和菓子店が手がける大福や焼き菓子などの和菓子が地元の名物として親しまれています。また、埼玉県産の豚肉・和牛を使った加工品も市内の事業者が製造しており、ローストビーフや豚ロースの味噌漬けなどが地域の食文化を支えています。豊かな武蔵野の自然に近い立地を生かした農畜産加工品が、朝霞市の食の顔となっています。
ふるさと納税の返礼品には、七福鳴子、和菓子の詰め合わせ、武州和牛を使ったローストビーフ、豚肉加工品などが揃っており、都市近郊の街らしい多彩なラインナップが朝霞市の地域の魅力を届けています。