語源
入間という地名は、もともと旧入間郡に由来します。市の公式資料では、昭和41年の市制施行時に公募で市名が選ばれ、古くから「入間野」と呼ばれていたことや、地域で「入間」の字が広く使われていたことが理由として挙げられています。
また、語義については「入」は入り込むこと、「間」はその間の空間を表し、谷間や低地に入り込んだ地形を意味するとする説が紹介されています。別資料でも、入間は「間に入る」の意、あるいは「台地の間に入り込んだ低地」を表す地名とされます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 古代 | 入間郡 | 『和名抄』などに見える郡名 |
| 中世以前 | 入間野 | 旧来の地域呼称とされる |
| 明治 | 入間村・入間郡 | 行政区画として継承 |
| 昭和 | 入間市 | 昭和41年11月1日に市制施行、公募で市名決定 |
地名の特徴
入間という地名は、埼玉県西部の広い地域に見られる古い地名で、入間川や入間郡など周辺の地名とも深く結びついています。地形を表す語源説がある一方で、古くからの郡名・地域名を市名に受け継いだ瑞祥的な側面もあり、行政地名としての成立過程が比較的はっきりしているのが特徴です。
特産・名物
入間市は日本三大銘茶の一つに数えられる「狭山茶」の主産地として全国的に知られています。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謳われるように、狭山茶は独特の甘みと濃厚な味わいを特徴とします。入間市は埼玉県内での茶の生産量・栽培面積で県下最大規模を誇り、広大な茶畑の景観は市の象徴的な風景となっています。
茶の種類も多様で、深蒸し煎茶から和紅茶まで幅広く生産されており、茶農家や製茶工場が手がける多彩な商品が地域の食文化を支えています。また、入間市で育てられた豚肉「入間ジョンソンポーク」も注目される特産品で、のどかな自然環境で飼育された豚から生産される高品質な食肉として評価されています。
ふるさと納税の返礼品では、狭山茶の茶葉や深蒸し煎茶の詰め合わせ、狭山茶和紅茶飲み比べセットなどが人気を集めており、茶どころ入間市の魅力を全国に発信しています。