🗾 地名由来辞典

白石町 しろいしちょう

佐賀県 / 白石町 鎌倉時代由来

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鎌倉時代に御家人・白石氏が拠点とした地に由来し、江戸時代には鍋島家の支家「白石鍋島氏」の知行地として白石の名が定着。有明海に臨む広大な干拓地が広がる。

語源

「白石(しろいし)」の地名は、鎌倉時代にこの地を拠点とした御家人・白石氏しろいししに由来するとされる。白石氏は鎌倉幕府に仕えた武家で、杵島郡一帯を支配した。武家の名がそのまま地名として定着した典型例のひとつである。

江戸時代には、佐賀藩初代藩主・鍋島勝茂の四男直弘なおひろが当地に分封されて「白石鍋島家」を創設し、代々山城守を称して佐賀藩親類4家の筆頭格として続いた。この白石鍋島家の知行地として「白石」の名が近世を通じてさらに広く定着した。また、成富兵庫茂安(なりどみひょうごしげやす)が杵島郡の白石から転領した際も「旧領にちなんで名付けた」と伝えられており、地名への愛着が長く引き継がれてきたことがわかる。

歴史的変遷

時代呼称備考
鎌倉時代白石(御家人白石氏の拠点)鎌倉幕府御家人・白石氏が支配
江戸時代白石邑(須古鍋島氏・白石鍋島氏の知行地)鍋島家支藩として発展
昭和11年(1936年)白石町(旧)福治村が町制施行・改称
平成17年(2005年)白石町旧白石町・福富町・有明町の3町合併

地名の特徴

白石町は佐賀県中南部、有明海に面した低平地に位置する。杵島山系から東方へ広がる白石平野は、弥生時代から自然陸化が進み、中世以降は大規模な干拓事業によって造成された広大な農地が広がる。

藩営・民間の干拓が繰り返されてきた歴史を持ち、「からみ」と呼ばれる干拓地の地名が今も各所に残る。こんにゃくや玉ねぎ、レンコンの産地としても知られ、有明海の豊かな水産資源とともに町を支えてきた。

特産・名物

白石町は広大な干拓地が生み出した肥沃な農地を背景に、多彩な農産物の産地として知られる。とくに玉ねぎは全国有数の産地であり、みずみずしい白石産玉ねぎは地元加工品にも活用されている。れんこんもこの地の特産で、泥付きのまま出荷されるものが多く、豊かな泥土が育む独特の風味が評価されている。

有明海に面した立地を生かした「佐賀海苔」は、漁師が種付けから加工まで一貫して手掛けるこだわりの逸品として知られ、ふるさと納税でも高い人気を誇る。いちごも盛んに生産されており、肥沃な土壌と熟練の技で育まれた白石産いちごは多数の品種が返礼品として提供されている。

地名の変遷

  1. 明治 福治村 — 1936年(昭和11年)に町制施行し白石町へ改称

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-17