🗾 地名由来辞典

大町町 おおまちちょう

佐賀県 / 大町町 不明時代由来

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「おおまち」の地名は諸説あり、干潟「大沼(おおぬま)」の縁を走る道「大沼路」が転訛したとも、広大な水田「大田」に由来するとも、聖岳の修験者が集った「待会」に由来するとも伝わる。

語源

「大町(おおまち)」という地名の由来については、大町町教育委員会が伝える3つの説が知られている。

大沼路説(地形由来):かつてこの地域一帯は広い干潟「大沼おおぬま」に覆われており、その縁に一本の道が通っていた。その道が「大沼路(おおぬまじ)」と呼ばれ、やがて「おおまち」へと転訛して「大町」の字が当てられたというもの。

大田説(地形由来):この地には広大な一枚の水田があり、「大田おおた」と呼ばれていた。のちに家が集まって街が形成され、「大田」に町(丁)を表す字を添えて「大町(おおまち)」になったという説。

修験者説(歴史的事件由来):町南部にそびえる聖岳が修験者の修業の場として知られており、大晦日には各地から修験者が集まってお札を燃やしながら語り合う集い「待会まちあい」を行った。この集いが「まち」となり、大きな待会であることから「おおまち」になったというもの。

歴史的変遷

時代呼称備考
中世以前(大沼の縁の地)有明海の干潟・大沼が広がる低湿地帯
明治22年(1889年)大町村大町村・福母村の区域で発足
昭和11年(1936年)大町町町制施行

地名の特徴

大町町は佐賀県のほぼ中心に位置し、現在の佐賀県内で最も面積の小さい町である。杵島山系の南麓に接し、かつては有明海から続く広大な干潟・低湿地帯であったことが、大沼路説・大田説のいずれの由来にも共通して反映されている。干拓と農地開発の歴史を持つ土地柄で、町内にある聖岳は修験者の山として古くから信仰を集めてきた。

特産・名物

大町町は白石平野の一角をなす穀倉地帯で、米・麦・きゅうりが主要農産物である。干拓によって造成された豊かな農地を生かした稲作が盛んで、ふるさと納税では佐賀県を代表するブランド牛「佐賀牛」のヒレステーキや厚切りロースステーキが人気の返礼品となっている。

また、佐賀県産豚肉「肥前さくらポーク」も返礼品として取り扱われており、県産ブランド食材の恩恵を受けた品揃えが特徴である。面積は県内最小ながら、農業生産の底力を示す多様な食材が大町町から届けられている。

地名の変遷

  1. 明治 大町村 — 1889年(明治22年)に大町村・福母村の区域で発足

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-17