語源
守口の地名は、室町期には「森口」とも表記されていました。古くは川洲に沿って森林が広がっており、その「森の入口」を意味したものと考えられています。
また、「森口」から「守口」へと表記が変わった背景には、大坂城や石山本願寺に関わる軍事的な意味合いがあったとされます。なお、「豊臣秀吉の“まもり口”が転じた」という説は俗説とされています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 室町 | 森口 | 古い表記として見える |
| 室町 | 守口 | のちに用いられる表記 |
| 江戸 | 守口宿 | 京街道の宿場として発展 |
| 昭和 | 守口市 | 1946年に市制施行 |
地名の特徴
守口は、周辺の地形や街道交通と結びついて語られる地名です。大阪市に隣接する都市部でありながら、古い地名の成り立ちには川沿いの森林や街道の要衝という性格が反映されています。
また、守口大根・守口漬の名でも知られますが、これらは現在の守口市の特産というより、歴史的にこの地名と結びついて広まった名称です。
特産・名物
守口市の地名を冠した守口大根は、長さ1メートル以上(長いものでは2メートル近く)に育つ世界一長い大根で、大阪府の「なにわの伝統野菜」に認定されています。豊臣秀吉がこの地の漬け物を「守口漬」と命名したと伝えられる歴史的な産品で、市では平成17年に守口大根の復活栽培に取り組んでいます。守口漬は守口大根を酒粕に漬けた郷土の味で、独特の甘みと香りが特徴です。
ふるさと納税の返礼品には、市内事業者による冷凍いか焼きや黒毛和牛加工品のほか、張り子工芸品「ようきすなお」のはりこ豆ねこセットなど個性豊かな品が揃っています。