🗾 地名由来辞典

小値賀町 おぢかちょう

長崎県 / 小値賀町 古墳時代由来

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「小値賀」の地名は、景行天皇が遠方に見える島を「近い島」として「小近(おちか)」と命名したことに由来し、古事記では五島列島全体が「知訶島(ちかのしま)」と記されている。

語源

小値賀おぢか」という地名は、古代の文献に記された伝承に由来する。

『肥前国風土記』によると、景行天皇が豊前の行宮に滞在していた時、西方の海に遠く島々が見えた。天皇はその島々が「近く見える」として、最初の島を「小近おちか」(現在の小値賀島)、次の島を「大近おおちか」と命名したと伝えられている。この「おちか」が転訛して「おぢか」となり、「小値賀」という漢字が当てられた。

また『古事記』では五島列島全体を「知訶島ちかのしま」と称しており、「ちか(近)」という語が古くからこの島群に関連付けられていたことがわかる。

歴史的変遷

時代呼称備考
古墳時代小近(おちか)景行天皇が命名したとされる
奈良時代知訶島(ちかのしま)古事記・肥前国風土記に記録
近代小値賀島「おちか」→「おぢか」と変化

地名の特徴

小値賀町は長崎県五島列島の北部、小値賀島を中心とした島々で構成される町で、「日本で最も美しい村」連合にも加盟している。

「近い(ちか)」という意味に由来する地名でありながら、実際には長崎港から約80kmの離島に位置する。天皇の目に「近く見えた」というエピソードが、古代の人々がこの島に抱いた親しみを示している。

地名の変遷

  1. 古墳 小近(おちか) — 景行天皇が命名したとされる古名

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-16