語源
「川棚(かわたな)」という地名は、町の中央部を流れる川棚川に由来する。「棚(たな)」は川沿いに広がる平坦な段丘地形(河岸段丘)を表す言葉で、「川沿いの棚状地形」を指したものと考えられている。
川棚川は大村湾へと注ぐ河川で、その川沿いに形成された集落が「川棚」と呼ばれるようになったとされる。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸時代 | 川棚村 | 大村藩領として管理 |
| 明治時代 | 川棚町 | 町制施行 |
地名の特徴
川棚町は東彼杵郡に属し、大村湾の東岸に位置する。町内を流れる川棚川の河口付近には川棚温泉があり、古くから温泉地として知られてきた。
周辺の東彼杵町・波佐見町とともに「そのぎ茶」の産地でもあり、茶の栽培が盛んな地域でもある。
特産・名物
川棚町は、山・川・海の恵みを存分に受けた豊かな自然環境に恵まれた地域です。特に代表的な特産品として知られるのが「小串トマト」で、冬の寒い時期から収穫される幻のトマトとして地元でも入手困難な高品質な野菜です。糖度が 8 度以上あり、いちご並みの甘みを持つことで特徴を放っています。
また、山間部の穏やかな環境で肥育された「長崎和牛」も名物として挙げられます。平成 24 年に全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を受賞した歴史を持ち、脂身にもうまみがたっぷりと詰まった肉質が人気を博しています。
さらに、棚田を利用した米や、町内に点在する 5 つの窯元で生産される陶磁器も特産品として挙げられます。