🗾 地名由来辞典

辰野町 ( たつのまち )

長野県 / 辰野町 不明時代由来

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町公式が「地名の由来についてはっきりとわかっていません」と明記しています。竜が棲む湖が干上がって竜が天へ昇ったとする伝承などが伝えられています。

語源

辰野町の公式ホームページは、「辰野(たつの)という地域の歴史は古いが地名の由来についてはっきりとわかっていません」と明記したうえで、いくつかの伝承を紹介しています。

代表的な伝承はこうです。「昔荒神山(こうじんやま)はもっと大きく東西の山々に連なり天竜川をせきとめて、辰野は湖であった。この湖には一匹の竜が住んでいて、天へ昇ったり下りたりしていた」。大雨で湖が決壊し、竜が天に昇ったことから「辰野」の名が付いたとされます。荒神山のある地籍名「樋口(ひぐち)」も、水が流れ出た際に付けられたとも言われています。

また、江戸時代後期の国学者・松沢義章(まつざわよしあき)は『洲羽国考(すわこくこう)』で、この地に1里(約4キロ)四方の湖があり「天ノ竜ノ海」と呼ばれていたと述べています。

いずれも土地の言い伝えや近世の考証であって、語源を確定させる資料ではありません。 町自身が由来不明としている以上、ここでも特定の説を採りません。

歴史的変遷

時代呼称備考
平安竜市『吾妻鏡』治承4年(1180年)9月10日の条に初見。諏訪郡岡仁谷郷とともに諏訪社下社に寄進された
安土桃山辰野天正19年(1591年)の信州伊奈青表紙之縄帳に「五百三拾七石八斗六升 辰野」と見える
江戸辰野村高遠藩政下で上伊那郷の辰野村
明治以降辰野町町制施行後の現行地名

地名の特徴

辰野町は大城山塊の南端、天竜川とその支流・横川川に囲まれた地域にあります。伝承はいずれも竜・湖・川の流れを軸にしており、天竜川流域という立地と結びついた物語になっています。地形の変化の記憶が地名の説明として語り継がれた例と見ることはできますが、それが実際の語源かどうかは別の問題です。

特産・名物

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-01