語源
中野市の「中野」は、平安末期に古代日野郷の中心が現在地へ移り、野の中心であったことから「中野」と呼ばれるようになった、という説が有力です。
また、千曲川下流右岸の中野扇状地の南斜面に位置し、周囲の地形から「野の中心」とみる説明や、「二つの間の野」とする見方も伝えられています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 平安末期 | 中野郷 | 嘉応2年(1170)の文書に「中野郷公文定使所」と見える |
| 江戸 | 中野村・中野周辺 | 地域名として継続して使用 |
| 昭和 | 中野町 | 1954年に市制施行 |
| 平成 | 中野市 | 2005年に豊田村と合併 |
地名の特徴
中野市は長野盆地の北東部、夜間瀬川の扇状地に位置し、周囲に山地・台地・丘陵が連なる地形です。
このような「野」が広がる土地の中心部に成立した地名として理解されており、同じ「中野」という地名は各地に見られますが、中野市では地域の中心性と地形の両面から説明されます。
特産・名物
中野市は肥沃な土地と豊富な水資源に恵まれ、農業がさかんであります。特にぶどうの栽培が盛んで、降水量が少ない気候を活かした「シャインマスカット」や、長野県オリジナル品種の「クイーンルージュ®」などが全国的にも有名です。
また、きのこの生産量は日本一を誇り、エノキタケやなめたけなど多様な加工品が提供されています。なかでもエノキタケの生産量は全国トップクラスで、その品質の高さが特徴です。
りんごも全国有数の品質と生産量を誇り、「サンふじ」などの高品質な品種が栽培されています。また、信州中野の伝統野菜「ぼたんこしょう」も知られています。