語源
いなべ市の市名は、古代の豪族・猪名部氏に由来するとされています。市の公式案内では、もともと「猪名部(いなべ)」と呼ばれていたものが、和銅6年(713年)に「国・郡・郷名は2文字の好事を用いよ」という命令を受けて「員弁」に改められたと説明されています。
また、観光協会の案内では、「いなべ」という名は大和朝廷に仕えた豪族「猪名部氏」に由来し、古代の行政区画として猪名部郡が置かれたことが、市名の背景にあるとされています。つまり、現在の市名は、古代から続く地名「員弁」をひらがな表記で受け継いだものです。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 奈良 | 猪名部 | 古代の豪族名・地名に由来するとされる |
| 奈良 | 員弁 | 和銅6年(713年)に表記が改められたと伝わる |
| 平成 | いなべ市 | 平成15年(2003年)に4町合併で市制施行 |
地名の特徴
いなべ市の地名は、人名由来の古い地名が行政地名として継承された例です。三重県北部の旧員弁郡一帯に由来し、周辺には「員弁」を含む地名や、古代の表記を伝える神社名も見られます。
また、地名の由来には「猪名部」から「員弁」への表記変化という歴史的な経緯があり、古代の制度改変と地名の定着が結びついた点が特徴です。
特産・名物
いなべ市は三重県北部の山地に位置し、清涼な自然環境が農産物の品質を高めている。「石榑茶」は市内大安町石榑地区で生産され、葉肉の厚さと濃厚な味が特徴の銘茶で、ふるさと納税返礼品でも提供されている。「ええやんさくらポーク」は地域内で育てられた柔らかくジューシーな豚肉のブランドで、ソーセージやベーコンなど加工品も人気だ。地産地消にこだわったジェラート(「ジェラートの駅うりぼ〜の」)や旬の新鮮野菜・果物セットも個性的な返礼品として知られる。いなべ産飼料で育てた鶏が生む「もみじたまご」、梅ジュース、しいたけ、マスの甘露煮なども地域ならではの特産品だ。