語源
鈴鹿の地名は、飛鳥時代の「鈴鹿関」や奈良時代の「鈴鹿郡」に見える古い地名です。語源には定説がなく、伝説としては大海人皇子(後の天武天皇)が増水した川を渡る際に鹿へ鈴をつけた、という話が知られています。
ただし、現在では篶竹の生育地に由来するという説が有力とされています。ほかにも、交通の要所に設けられた駅鈴にちなむ「鈴処(すずか)」説や、「スズ(稲積型の山)」+「カ(接尾語)」とする地形由来説もあります。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 飛鳥 | 鈴鹿関 | 地名の古い用例として知られる |
| 奈良 | 鈴鹿郡 | 律令制下の郡名として見える |
| 昭和 | 鈴鹿市 | 1942年に市制施行 |
地名の特徴
鈴鹿は、鈴鹿山脈や鈴鹿峠、鈴鹿関など、周辺の広い地域名としても用いられてきました。市名としての鈴鹿市も、この古い広域地名を受け継いだものです。
また、同じ「鈴鹿」を冠する地名は三重県内に多く、歴史地理上の重要性が高い地名として知られています。
特産・名物
鈴鹿市は三重県を代表するお茶の産地で、「かぶせ茶」の生産量・品質ともに全国有数の産地だ。煎茶と玉露の中間の旨みと甘みを持つかぶせ茶は鈴鹿ブランドを代表する特産品で、ふるさと納税の返礼品としても提供されている。伝統工芸では「伊勢型紙」と「鈴鹿墨」が国指定の伝統的工芸品で、いずれも千年以上の歴史を持つ。植木・庭木ではサツキ・ツツジの出荷量が全国最大規模を誇り、伊勢湾ではアナゴ・あさり・コウナゴなどの水産物も水揚げされる。F1グランプリで知られるモータースポーツの街としての個性も返礼品に反映されている。