語源
京田辺市の「田辺」は、もともとこの地に田辺氏の館があったことに由来するとされます。現在の田辺地区には、かつて「田辺」という小さな範囲の地名があり、室町時代ごろにこの名が定着したと考えられています。
一方、「京」は、京都府南部の市であることを示すだけでなく、都・宮を意識した字として付されたとみられます。ただし、田辺に宮が置かれた時代の地名は「つつき」であり、「京」を付けることには異論もあったようです。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 飛鳥 | 筒木・筒城 | 旧来の地名として伝わる |
| 室町 | 田辺 | 田辺氏の館に由来するとされる |
| 昭和 | 京田辺市 | 市制施行に伴い市名として採用 |
地名の特徴
京田辺市の地名は、古代の「つつき」、中世の「田辺」、近代以降の「京田辺」と、時代ごとに異なる層が重なっているのが特徴です。市域には大住・草内・三山木・普賢寺など、旧村名や字名として残る地名も多く、地域の歴史を今に伝えています。
また、同じ「田辺」を含む地名は各地にありますが、京田辺市の場合は京都南部の歴史的背景と、田辺氏に由来する中世地名が結びついている点が特徴的です。
特産・名物
京田辺市は「日本一の玉露の産地」として全国的に知られる地域です。特に高品質な京田辺玉露は、全国茶品評会で農林水産大臣賞を受賞するなどその美味しさが認められており、お茶や菓子などの加工品としても活用されています。
市内に明治牛乳の工場を構えるため、健康志向の飲料も特産として有名です。明治 R-1 ドリンクやザバスプロテインなど、脂肪ゼロタイプや乳酸菌飲料は、地元で製造された商品としてふるさと納税の返礼品としても人気があります。
また、京田辺玉露を使用した「ガトーショコラ」や「抹茶ケーキ」などの和洋折衷スイーツも名物です。茶葉の香りとチョコレートの甘さが調和した味わいは、地元の特産品を代表する菓子として多くの人に愛されています。
上記のほかにも、納豆饅頭や黒豆バターサンドなど、地元の食材を活かした加工食品が多数あります。これらの特産品はふるさと納税の返礼品としても人気があります。