語源
亀岡市は、明治2(1869)年まで亀山と呼ばれていました。市公式の解説によれば、同年6月19日に藩主松平信正が知藩事に任命される際、政府から「亀岡と改称せよ」と命じられたことが、現在の地名の始まりとされています。
一方で、亀山という名そのものは、天正5(1577)年の明智光秀書状に見えるのが初出とされ、光秀が名付け親だったのではないかという説もあります。さらに、城を築いた際に山の形が亀に似ていたためとする説や、古代の土器生産にちなむとする説も伝えられています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 戦国時代 | 亀山 | 明智光秀の書状に見える初出とされる |
| 明治2年 | 亀岡 | 伊勢の亀山との混同回避のため改称 |
| 昭和30年 | 亀岡市 | 1町15ヶ村の合併で市制施行 |
地名の特徴
亀岡の地名は、戦国期の城下形成と明治期の改称が重なって成立した点に特徴があります。旧称の「亀山」は、現在も亀山城や亀山藩などの歴史用語に残り、地域の歴史をたどる手がかりになっています。
また、亀岡市の成立は周辺の町村合併によるもので、旧来の「亀山」という呼称と新しい「亀岡」という行政地名が、歴史の層として併存しているのも特色です。
特産・名物
亀岡牛は、盆地の気候差を利用した飼育により旨味と食感が凝縮された高品質な牛肉です。農林水産大臣賞を受賞するなど生産者のこだわりが高く評価されており、焼肉用や加工品として広く愛されています。
丹波栗は、亀岡市が主要生産地であることで知られる大粒の栗で、筑波や銀寄などの品種を中心に栽培されています。ブドウ糖を多く含むため強い甘みが特徴で、和菓子や加工食品などとして利用され、9 月から 10 月が旬の時期を迎えます。
京野菜と地酒も名物として知られており、肥沃な土壌と美味しい水を活かした聖護院かぶらなどの野菜や、市内の酒蔵が生産するこだわりの日本酒があります。これらの食材は「京の台所」として京都料理を支えており、ふるさと納税の返礼品としても登録されています。
ふるさと納税の返礼品としても人気があります