語源
亀岡市は、明治2(1869)年まで亀山と呼ばれていました。市公式の解説によれば、同年6月19日に藩主松平信正が知藩事に任命される際、政府から「亀岡と改称せよ」と命じられたことが、現在の地名の始まりとされています。
一方で、亀山という名そのものは、天正5(1577)年の明智光秀書状に見えるのが初出とされ、光秀が名付け親だったのではないかという説もあります。さらに、城を築いた際に山の形が亀に似ていたためとする説や、古代の土器生産にちなむとする説も伝えられています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 戦国時代 | 亀山 | 明智光秀の書状に見える初出とされる |
| 明治2年 | 亀岡 | 伊勢の亀山との混同回避のため改称 |
| 昭和30年 | 亀岡市 | 1町15ヶ村の合併で市制施行 |
地名の特徴
亀岡の地名は、戦国期の城下形成と明治期の改称が重なって成立した点に特徴があります。旧称の「亀山」は、現在も亀山城や亀山藩などの歴史用語に残り、地域の歴史をたどる手がかりになっています。
また、亀岡市の成立は周辺の町村合併によるもので、旧来の「亀山」という呼称と新しい「亀岡」という行政地名が、歴史の層として併存しているのも特色です。