語源
「五木」という地名の語義は、現時点で確認できていません。 村公式サイト・Wikipedia のいずれにも、由来を説明した記述は見あたりませんでした。
分かっているのは、この名が文献に現れる時期です。球磨の歴史に五木が初めて登場するのは、建久3年(1192年)の平河文書とされます。
「五本の木」と字面から読み解きたくなりますが、そう述べた資料は確認できていません。「いつき」という音に「五木」の字を当てた可能性もあります。
なお、村には口承として、寿永の昔に平家の落人がたどり着いた落人村とする言い伝えや、南北朝時代に懐良親王を奉じて戦った源氏の一門の一部が住み着いたとする伝えがありますが、いずれも住民の来歴の伝承であって、地名の由来ではありません。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 鎌倉 | 五木 | 建久3年(1192年)の平河文書が球磨の歴史における初出 |
| 現代 | 五木村 | 球磨郡の村として存続 |
地名の特徴
五木村は熊本県南部、球磨郡に属する山村で、九州山地の奥深くに位置します。「五木の子守唄」の発祥地として全国に知られますが、これは地名を冠した唄の名であって、地名の由来ではありません。
特産・名物
- 養蜂しない蜂蜜(千花蜜):日本一の清流「川辺川」が流れる自然豊かな環境で、養蜂を行わずに蜂が自ら巣を作る昔ながらの方法で採取した天然の蜂蜜です。保存料不使用であり、深みのある味わいとくど過ぎない甘さが特長となっています。
- 山うにとうふ:約 800 年の歴史を持つ豆腐の味噌漬けを半年間発酵熟成させたもので、とろりとした食感が海胆(うに)に似ていることから命名されました。日本酒の肴やパンディップなど、多様な調理法で楽しむことができます。
- 幻の柑橘「くねぶ」:古くから家々の庭先に植えられていた、ゆずともかぼすとも違うみかんの木の実です。じゅわっとあふれる香気と果汁を持ち、酸味と甘さのバランスが良いことから加工品としても活用されています。