🗾 地名由来辞典

輪島市 わじまし

石川県 / 輪島市 室町時代由来

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輪島の地名は「倭の島」や「輪のような入海」などに由来するとされ、古くから複数の説が伝わります。文献上の初出は戦国期の1524年で、現在の市名として定着しました。

語源

輪島わじまの地名由来には複数の説があります。輪島学の解説では、太古・古墳時代ごろ、日本が中国などから「倭」と呼ばれていたことに触れ、能登半島の先端を見つけた渡来者や漂流者が「倭の島」と呼んだことが、現在の輪島の名の由来になったのではないかとしています。

一方、JLogosの「角川日本地名大辞典」系の解説では、往古に鷲の悪鳥が住んでいたので「鷲魔」としたという説、重蔵宮の本地が十輪地蔵であることから「輪島」としたという説、さらに地形が輪のような入海であるため「輪島」としたという説が挙げられています。また「和島」とも書いたとされています。

文献上で「輪島」の地名が確認できる最初の例は、1524年(大永4年)5月の重蔵神社造営時の棟札に見える「大屋庄輪島河井村」とされています。

歴史的変遷

時代呼称備考
戦国輪島河井村1524年の重蔵神社棟札に見える初出例
近世輪島町江戸期の町名として用いられた
近代輪島町明治22年から昭和29年までの自治体名
現代輪島市昭和29年に市制施行

地名の特徴

輪島市は能登半島北岸の港町で、輪島川河口の輪島平野に市街地が広がります。地名の由来説にも、入海や岬など海岸地形との結びつきが見られ、海に突き出した能登半島らしい地名といえます。

同じく能登地方の地名には、地形を表すと考えられるものや、古い伝承に基づくものが多く、輪島もその一例です。重蔵神社の棟札に見える早い時期の記録は、地名の成立を考えるうえで重要な手がかりになっています。

特産・名物

輪島市は能登半島北部の港町で、日本を代表する伝統工芸と海の幸が特産だ。「輪島塗」は天然漆を何十回も重ねて仕上げる堅牢な漆器で、椀・盆・重箱から装飾品まで幅広く制作され、ふるさと納税返礼品でも人気が高い。海産物では輪島港水揚げの天然ふぐが珍重され、飛魚(あご)を使った無添加だしも特産品として知られる。世界農業遺産に登録された能登の棚田で育てられた米、天然アカモク(海藻)も特色ある産品だ。石川県産ブランド和牛「能登牛」のすき焼き用やロースも返礼品として多く提供されている。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-18