🗾 地名由来辞典

笠間市 ( かさまし )

茨城県 / 笠間市 不明時代由来

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笠間市の「笠間」は、笠間盆地とそこに開けた12の里の形が、昔の人が雨のときにかぶった「すげ笠」に似ていることに由来すると市は説明しています。

語源

笠間(かさま)の地名について、笠間市は市公式サイトの「かさまのなりたち」で、土地の形が笠に似ていることを由来として説明しています。

笠間盆地の中で古くから人々が住んでいたのは、石井(いしい)・市毛(いちげ)・大渕(おおぶち)・福田・飯田・徳蔵(とくら)・箱田(はこだ)・来栖(くるす)・本戸(もとど)・吉原(よしわら)・稲田(いなだ)・福原(ふくはら)の12の里でした。市の説明では、「笠間の土地全体の形とこの12の里は、ちょうどむかしの人が雨のときに頭にかぶった『すげ笠』ににています」とされます。周囲を山に囲まれた盆地の輪郭を、笠を伏せた形に見立てた地名ということになります。

地名としての古さも確かめられます。奈良時代の『常陸国風土記』にはすでに「笠間村」の名が見え、笠間盆地には早くから人が多く住んでいました。鎌倉時代から江戸時代にかけては、佐白山を居城とした笠間氏が城下町をつくっています。笠間氏はこの地名を名字として称した一族であり、また日本三大稲荷に数えられる笠間稲荷神社も地名を冠した社名で、いずれも地名が先にあります。

歴史的変遷

時代呼称備考
奈良笠間村『常陸国風土記』に見える。盆地には12の里が開けていた
鎌倉〜江戸笠間佐白山を居城とした笠間氏が城下町を築く
江戸笠間笠間藩の城下町として発展
明治笠間町町制施行後の行政地名
昭和笠間市市制施行により市名となる
平成笠間市旧笠間市・友部町・岩間町の合併を経て現在に至る

地名の特徴

笠間は、周囲の山並みに囲まれた盆地という土地の形そのものが名になった地名です。山や川といった個別の地形ではなく、盆地の輪郭を身近な道具(すげ笠)に見立てている点に特徴があります。

地名が古くから安定して用いられてきたため、笠間氏という武家の名字にも、笠間稲荷神社という社名にも「笠間」が採られました。城下町・鳥居前町として栄えた歴史を通じ、地名が地域外にも広く知られるようになっています。

特産・名物

笠間市は、豊かな自然と歴史に育まれた多様な特産品を持つ地域です。特に以下のものが有名です。

これらの特産品に加え、「笠間稲荷神社」をはじめとする歴史的景観も魅力の一つです。

地名の変遷

  1. 奈良 笠間村 — 『常陸国風土記』に見える地名

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-01