🗾 地名由来辞典

広尾町 ひろおちょう

北海道 / 広尾町 明治時代由来

AI生成

アイヌ語の「ピルイペッ」に由来し、「砥石のとれる川」を意味するとされます。転訛して「ピロー」「ビロウ」などと呼ばれ、のちに広尾の地名として定着しました。

語源

広尾町の町名は、アイヌ語の「ピルイペッ(piruy-pet)」に由来するとされます。これは「砥石・の川」、すなわち「砥石がとれる川」という意味です。

この語が変化して、明治2年の国郡制定で広尾郡茂寄村が誕生するまでのあいだ、「ピロー」「ビロウ」などと呼ばれていました。なお、別説として「蔭・のところ」を意味する「ピㇼオㇿ(pir-or)」、「石・のところ」を意味する「ピオㇿ(pi-or)」、「崖・のところ」を意味する「ピラオㇿ(pira-or)」なども挙げられています。

歴史的変遷

時代呼称備考
明治広尾郡茂寄村国郡制定後の村名
明治〜昭和初期ピロー、ビロウアイヌ語由来の転訛名
昭和元年広尾郡広尾村町名の基礎となる改称
昭和21年広尾町町制施行により現在の名称へ

地名の特徴

広尾町は十勝管内の最南端に位置し、太平洋に面した港町として発展してきました。地名の由来も、海岸部や河川地形と結びついたアイヌ語地名の特徴をよく示しています。

同じ十勝地方には、アイヌ語の地名に由来する町村が多く、広尾町もその一つとして地域の自然環境と深く関わる名称を残しています。

特産・名物

広尾町は太平洋に面した港町として、水産業が盛んな地域です。なかでも「本シシャモ」は広尾町を代表する特産品で、スーパーで見かける「カラフトシシャモ(カペリン)」とは異なる北海道太平洋沿岸のみで獲れる希少な魚です。広尾沖は日本有数のシシャモ漁場として知られています。また、脂乗りの良い時鮭(トキシラズ)やエゾバフンウニ、毛ガニも広尾町の名物として知られています。酪農も盛んで、放牧牛の有機生乳を使ったゴーダチーズなどの乳製品も町の特色ある産品です。

ふるさと納税の返礼品には、本シシャモや毛ガニ、時鮭、イワシの大トロ、さらにチーズや新鮮な生乳を使ったアイスクリームなど、漁業と酪農の両方を楽しめる品々が揃っています。

参考資料・出典

最終更新: 2026-06-17