🗾 地名由来辞典

むかわ町 ( むかわちょう )

北海道 / むかわ町 平成時代由来

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むかわ町は、2006年に鵡川町と穂別町の合併で誕生した町で、合併協議会での公募と委員の投票を経て、町域を流れる鵡川の名をひらがなにした町名に決まりました。鵡川の語源はアイヌ語とされますが、原義には諸説あります。

語源

むかわ町は、2006年3月27日に鵡川町と穂別町が合併して誕生した町です。町名は、町域を流れる鵡川(むかわ)の名をひらがなで表記したもので、町名そのものの由来は鵡川にあります。

鵡川の語源はアイヌ語とされ、「塞がる川」を意味する「ムッカペッ」、「つるにんじんあるところ」を意味する「ムㇰアプ(muk-ap)」、「水の湧く」を意味する「ムカ」などの諸説が紹介されています。いずれも定説はなく、原義ははっきりしていません。

町名が決まるまで

新町名は、鵡川町・穂別町合併協議会での公募と、協議会委員による投票を経て決まりました。

2004年(平成16年)10月18日の第2回協議会で新町名の募集要綱が決まり、「鵡川町」「穂別町」の旧町名や全国にすでにある町名を使わないことを条件に、町民から名称が募集されました。しかし応募率は2.8%にとどまり、公募と並行して開かれた住民説明会では、鵡川町側から「鵡川という名前を残すべきだ」という声が多く上がりました。同年12月8日の第3回協議会は名称だけを議題に開かれ、先の決定を守るよう求める穂別町側の委員と、鵡川の名にこだわる鵡川町側の委員との間で議論が続きました。

総務企画小委員会での協議を経て、2005年(平成17年)1月25日の第5回協議会で、応募の制限を特に定めない形での2次募集が決まりました。2次募集には1,352世帯から1,944作品が寄せられ、総務企画小委員会は両町が地理的にイメージできる名前や、両町の歴史・文化にちなんだ名前などを基準に、「むかわ町」「鵡川町」「穂別町」「東いぶり町」の4点に候補を絞りました。

同年2月25日の第7回協議会では、委員25名による無記名投票で名称を決めることとされ、その3分の2(17票)以上を得た名称を新町名とし、届かない場合は上位の候補で再投票するというルールが確認されました。1回目の投票は「むかわ町」16票、「鵡川町」4票、「東いぶり町」4票、「穂別町」0票、無効1票で17票に届かず、上位3点で行った2回目の投票で「むかわ町」が19票を得て、新町名に決まりました。

歴史的変遷

時代呼称備考
明治鵡川村・穂別村など1873年(明治6年)、鵡川フト村・チン村が鵡川村に、ホヘツフト村・シュフンナイ村が穂別村になるなど、小村が統合される
大正鵡川村1915年(大正4年)、鵡川村・井目戸村・萌別村・生鼈村の区域で二級村の鵡川村が成立
大正似湾村1919年(大正8年)、似湾村・累標村・穂別村・辺富内村で二級村の似湾村が成立
昭和穂別村1929年(昭和4年)、似湾村が穂別村に改称
昭和鵡川町1953年(昭和28年)、鵡川村が町制施行
昭和穂別町1962年(昭和37年)、穂別村が町制施行
平成むかわ町2006年(平成18年)3月27日、鵡川町・穂別町の合併により成立

地名の特徴

旧町名の「鵡川」をそのまま残すか、両町の対等な合併にふさわしい新しい名前にするかが合併協議の大きな争点となり、最終的には委員の投票で、旧町名と同じ読みのひらがな表記「むかわ町」が選ばれました。

特産・名物

むかわ町を代表する特産品が「鵡川ししゃも」で、鵡川河口付近に遡上する本物のシシャモ(柳葉魚)は国内でもごく限られた地域でしか水揚げされない希少な魚です。晩秋の短い漁期に獲れる子持ちシシャモは、プチプチとした食感と豊かな旨みで知られ、全国の食通から高い評価を受けています。農産品では赤肉メロン「ほべつメロン」が人気で、高糖度の果肉と爽やかな香りが特徴です。

参考資料・出典

最終更新: 2026-09-26