語源
西興部村(にしおこっぺむら)の「興部」は、アイヌ語の「オウコッペ(o-u-kot-pe)」に由来し、「川尻が互いにくっつくところ」「川尻の合流したところ」などの意味とされています。これは、興部川と藻興部川が合流してオホーツク海に注いでいた地形にちなむものです。
そのうえで、西興部村は興部の西方に位置することから、「西」の字を冠して「西興部」と名付けられました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 大正 | 西興部村 | 大正14年に興部村から分村して成立 |
地名の特徴
西興部村は、同じく「興部」を名に持つ興部町と語源を共有しています。いずれもアイヌ語由来の地名で、河川の合流地点という地形的特徴が反映されています。
また、北海道では方角を冠して旧地名を区別する例があり、西興部村もその一つです。地名の構成から、周辺地域との位置関係が読み取れるのが特徴です。
特産・名物
西興部村は北海道で最も小さな村の一つで、豊かな森林と酪農が暮らしの基盤となっています。グラスフェッドバター(牧草のみを食べた牛の生乳から作るバター)はタンニンなめし技法で仕上げた製品と並び、村を代表する特産品として知られています。また、のむヨーグルトなど酪農を生かした乳製品加工品も人気があります。村では広大な原生林を利用したエゾシカのハンティングツアーも実施されており、エゾシカ革を使ったカードケース(ハンドメイド)なども特産品として製造されています。ふるさと納税返礼品ではグラスフェッドバター・ヨーグルト・エゾシカ革製品・ハンティングツアー体験などが登録されており、西興部ならではの自然と暮らしを体感できる品が揃っています。