語源
美幌町の地名は、アイヌ語の pe-poro に由来するとされます。これは「水・多い」、すなわち「多くの清流が合流して水量が豊富なところ」という意味で、町内を流れる多くの川や水の豊かさを表した地名と考えられています。
別説として、pi-poro から転訛し、「石・多い」を意味するという説もあります。いずれの説でも、自然環境をそのまま地名に映した北海道らしい由来です。
明治初期まではカタカナ表記が用いられていましたが、明治8年5月に漢字の「美幌」に統一されました。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治初期まで | ビホロ(カタカナ表記) | アイヌ語由来の表記が用いられていた |
| 明治8年 | 美幌 | 漢字表記に統一 |
地名の特徴
美幌町は、大小あわせて多くの川が流れる地域として知られ、地名の意味ともよく合っています。とくに美幌川は地域の水系の中心的存在で、豊かな水環境が地名の背景にあることをうかがわせます。
北海道では、poro「大きい・多い」を含む地名が各地に見られ、美幌もその一例です。自然の特徴を端的に表すアイヌ語地名として、道内の地名文化をよく示しています。
特産・名物
美幌町は玉ねぎの主要産地として知られ、生産量は日本有数を誇ります。美幌産玉ねぎは肉厚で白い身と豊かな甘みが特徴で、北海道産玉ねぎの代表格として全国に流通しています。また、グリーンアスパラや蜂蜜のような甘さのスイートコーン「ミエルコーン」も町を代表する農産物です。てん菜(ビート)を原料とした砂糖の製造も行われており、北海道農業の多様な側面を体現しています。さらに老舗精肉店が仕上げる北海道ブランド牛や、山わさびも特産品として知られています。ふるさと納税返礼品では玉ねぎ・アスパラガス・コーン・牛肉加工品など幅広い農産物が登録されており、美幌の豊かな大地の恵みを季節ごとに楽しめます。