語源
初山別村(初山別)の地名は、アイヌ語の so-e-san-pet に由来するとされます。意味は「滝が・そこで・流れ出ている・川」で、川筋や流れの様子を表した地名と考えられています。
別説として、susam-pet(シシャモ・川)に由来するという説もありますが、この地方ではシシャモがとれないため、一般には前者の説が有力とされています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸時代 | モロクベツ・シュシャベツ・フラレベツ・オタコベツ | 『松前史』(1781年)に見える主要地名 |
| 明治13年 | 苫前村戸長役場管轄 | 行政上は苫前村の管轄下 |
| 明治27年 | 羽幌村戸長役場管轄 | 管轄が変更 |
| 明治34年 | 初山別村戸長役場 | 戸長役場を創設し開基 |
| 明治42年 | 初山別村 | 2級町村制施行により村名を正式採用 |
地名の特徴
初山別村の周辺には、留萌振興局管内の他の地名と同様に、アイヌ語に由来する地名が多く見られます。川や沢、岬など、自然地形を表す語がそのまま地名化した例の一つです。
また、古くから番屋・休憩所・烽火台・弁天社が置かれ、アイヌの人々の居住もあったことから、海岸部の交通・交易・生活の場として地名が受け継がれてきたことがうかがえます。
特産・名物
初山別村は日本海に面した自然豊かな村で、美味しいフグやタコ、ハスカップが主な名産です。天然ふぐは初山別村の沖合で水揚げされ、その出汁を使ったラーメンスープは地域の特産加工品として知られています。タコは酢いかなどの珍味としても加工されており、豊富な海の幸が提供されています。初山別産のハスカップは北海道の高地に自生する希少果実で、独特の酸味と甘みが特徴の返礼品として提供されています。また、厳しい北海道の冬で育つチヂミほうれん草や春菊などの野菜も生産されています。これらの特産品はふるさと納税の返礼品として幅広く登録されています。