語源
苫前町の地名は、アイヌ語の「トマ・オマ・イ」toma-oma-i に由来するとされています。意味は「エゾエンゴサク・ある・ところ」で、町の花にもなっているエゾエンゴサクと結びついた地名です。
また、別説として「岬・にある・入江」を意味する説も紹介されています。いずれの説も、当地の自然地形やアイヌ語地名の特徴をよく示しています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | トマ・オマ・イ | アイヌ語由来の原形とされる |
| 明治以降 | 苫前 | 漢字表記が定着 |
| 昭和以降 | 苫前町 | 町制施行後の行政名 |
地名の特徴
苫前町は北海道留萌管内中部、日本海側沿岸に位置する町で、アイヌ語由来の地名が多い地域の一つです。町の花であるエゾエンゴサクと地名由来が重なる点も特徴的です。
周辺の留萌地方でも、アイヌ語に由来する地名が数多く見られ、地形や植物、川や岬などの自然環境を反映した命名が目立ちます。
特産・名物
苫前町は日本海に面した漁業と農業の町で、ほたて・タコ・シマエビ・ボタンエビ・なまこなどが水揚げされる水産物の産地です。中でも苫前産のタコを使った「酢蛸」は人気の加工品で、急速冷凍のシマエビやボタンエビも特産水産物として評価されています。農業では糖度14度という甘さを誇る「とままえメロン」が特産果物として知られており、収穫期には地域の名物として贈答品にも使われています。「ゆめぴりか」「ななつぼし」などの米もとままえ産として生産されており、米から作った甘酒や味付けジンギスカンなどの加工品も特産品として登録されています。これらはふるさと納税の返礼品として幅広く提供されています。