語源
八雲町の町名は、1878年(明治11年)に山越内村遊楽部の開墾事業を始めた徳川慶勝の意向によって命名されたとされています。由来は明確ではないものの、須佐之男命(『日本書紀』では素戔嗚尊)が詠んだとされる歌、
八雲立つ
出雲八重垣
妻籠みに
八重垣つくる
その八重垣を
にちなむと伝えられています。
このため、八雲の地名は古典和歌に由来する歴史的な命名といえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 八雲 | 1878年に開墾事業の命名として採用 |
| 明治 | 八雲村 | 1881年7月8日に村として成立 |
| 平成 | 八雲町 | 2005年10月1日に旧八雲町と熊石町が合併し新設 |
地名の特徴
八雲町は、北海道渡島総合振興局にある町で、太平洋と日本海の二つの海に面することで知られます。地名そのものは自然地形やアイヌ語由来ではなく、古典和歌に基づく命名である点が特徴です。
同じ「八雲」の語は、島根県松江市の八雲地域や、熊野大社に見られる和歌の碑など、須佐之男命ゆかりの文化圏とも結びついています。
特産・名物
八雲町は日本で唯一、太平洋と日本海の二つの海に面した町で、両海の豊かな海産物が特産品の中心を担っています。噴火湾産の活ホタテや甘海老、毛がに、いくらといった海の幸は品質が高く、ふるさと納税の返礼品でも上位の人気を誇ります。また、酪農・畜産も盛んで、八雲ブランドの牛肉を使ったすきやき・しゃぶしゃぶセットや八雲健康豚も知られています。さらに、北海道の木彫り熊は八雲町が発祥の地とされており、昭和の初めに徳川農場の農閑期の副業として普及したことが全国への広がりの起点となりました。ふるさと納税の返礼品には噴火湾産ホタテや毛がに、いくら、八雲産豚肉などが揃っています。