語源
森町の地名は、アイヌ語の オニウシ、または オニウㇱペッ に由来するとされます。意味は「樹木の多くあるところ」「樹木・群生する・川」などとされ、和人がその意味をくみ取って「森」と意訳したものです。
北海道の地名には、アイヌ語の音をそのまま漢字に当てる例だけでなく、意味を日本語に置き換えた和訳地名もあります。森町はその代表例の一つで、周囲の森林の多さを端的に表した地名といえます。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | オニウシ | アイヌ語由来の地名として伝わる |
| 明治以降 | 森 | 意味を訳して日本語化した地名 |
| 平成17年 | 森町 | 砂原町との合併後の新しい森町 |
地名の特徴
森町は、北海道の中でも「意味を訳して名づけた」タイプの地名として知られます。周辺には森林が広がり、町名そのものが土地の景観をよく表しています。
同じようにアイヌ語の意味を日本語に置き換えた地名には、滝川などがあります。北海道では、自然環境を反映した地名が多く見られ、森町もその一例です。
特産・名物
森町は、全国に名の知れた駅弁「いかめし」の発祥地として有名です。いかめし阿部商店が製造・販売する「いかめし」は、道南産のスルメイカにもち米を詰めて炊き上げた素朴な一品で、北海道物産展の定番品として全国の百貨店やスーパーで長年親しまれています。また、噴火湾の豊かな海産物を活かしたホタテや毛がに、タラバガニも町を代表する水産品です。農業では、地熱を活用した温泉郷で栽培されるかぼちゃ(「みやこ」「くり将軍」など)やスモモ、ブルーベリーなども特産品として知られています。ふるさと納税の返礼品にはいくら醤油漬けや毛がに、ボイルたらばがに脚などの海産物が人気を集めています。