語源
七飯町の地名は、明治12年に七重村と飯田村が合併してできた「七飯村」に由来します。両村の文字から「七」と「飯」を取った合成地名で、読みは「ななえ」でした。
旧村名のうち、七重の由来にはアイヌ語の「ナムナイ(冷たい川)」や「ヌアンナイ(豊かな沢)」などの説があり、明確には定まっていません。飯田は、安政年間にこの地へ移住して開墾した飯田甚兵衛の姓にちなむとされています。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 七重村・飯田村 | 合併前の旧村名 |
| 明治12年 | 七飯村 | 七重村と飯田村の合成地名 |
| 昭和32年 | 七飯町 | 町制施行 |
地名の特徴
七飯町は、旧村名を組み合わせて成立した合成地名である点が特徴です。北海道では、アイヌ語地名を基礎にしつつ、開拓期の和人の姓や行政上の合併によって新しい地名が生まれた例が多く、七飯町もその一つといえます。
また、町名の読みが「ななえ」であるのに対し、漢字表記は「七飯」となっており、旧村名の要素を残しながら現在の町名へ受け継がれています。
特産・名物
七飯町は、明治2年(1869年)にプロシア人のガルトネルが開いた農場で日本初の西洋りんご栽培が試みられた地であり、「西洋りんご発祥の地」として知られています。現在もりんご栽培が盛んで、「ななみつき」などの高糖度品種が生産されています。また、豊かな森の環境で育てられた肉厚で風味豊かな「王様しいたけ」も町の代表的な農産物です。さらに、黒毛和牛「チャレンジビーフ黒ベコ」を使った畜産品も地域の特色ある産品として知られています。ふるさと納税の返礼品には七飯産りんごをはじめ、ゆめぴりか・ふっくりんこなどの特産米、王様しいたけ、黒ベコ関連の牛肉加工品などが登録されています。