語源
「名寄(なよろ)」の地名は、アイヌ語に由来するとされる。
有力な説では、名寄川と天塩川の合流地点を意味する
「ナイオㇿプトゥ(nay-or-putu)」に由来するとされる。
nay= 川or= その所putu= 河口・口 つまり、「川のある所の河口」あるいは「川の合流地点」という意味を持つ地名である。 また、「ナイオㇿ(nay-or)」という形で、もともと名寄川そのものを指していたとも考えられている。 江戸時代後期の探検記録や地図には、「ナヨロ」「ナヨロフト」「ナイブツ」などの表記が見られ、後に漢字表記として「名寄」が定着した。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 江戸 | ナヨロ | アイヌ語音写による表記 |
| 江戸 | ナヨロフト | 合流地点を示す表現 |
| 明治 | 名寄 | 漢字表記が行政上定着 |
地名の特徴
名寄市は名寄盆地の中心部に位置し、天塩川と名寄川の合流地点に発展した都市である。
北海道の多くの地名と同様に、自然地形や河川環境を表すアイヌ語地名が由来となっており、「川」に関係する語根 nay を含む典型的な例の一つとされる。
特産・名物
名寄市は「もち米日本一の里」として知られ、水田の約9割でもち米を生産する全国屈指の産地である。代表品種「はくちょうもち」は、名寄盆地の寒暖差と豊かな水を活かして育てられ、強い粘りとコシのある食感が特徴だ。このもち米を原料にした本みりんやソフト大福、もちプリンなどの加工品も地域の名物となっている。また、夏の短い北海道ならではの甘みを凝縮したスイートコーンも人気の農産物で、夏の収穫シーズンには多くのファンが産直品を求める。ふるさと納税の返礼品としては「はくちょうもち米10kg」が代表格として全国に届けられており、名寄産もち米の品質の高さが広く知られるようになっている。