語源
現在の「北見」という名称は、江戸時代末期に探検家・松浦武四郎が命名した旧国名「北見国」に由来する。
北見市はもともと「野付牛(のつけうし)」と呼ばれていた。この名称はアイヌ語に由来し、「ヌプケウシ(野の端)」などの意味を持つとされる。1942年(昭和17年)、野付牛町が市制施行する際、北海道の旧国名にちなみ「北見市」へ改称された。
「北見」という名称自体はアイヌ語ではなく、日本語による命名地名である。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治 | 野付牛 | アイヌ語由来の地名 |
| 昭和 | 北見市 | 市制施行時に改称 |
地名の特徴
北海道の地名にはアイヌ語由来のものが多いが、「北見」は旧国名に由来する和名地名である点が特徴的である。
一方で、旧称の「野付牛」にはアイヌ語由来の要素が残されており、和名化以前の地域文化を今に伝えている。また、現在の北見市域には「留辺蘂(るべしべ)」などアイヌ語由来の難読地名も多く存在する。
特産・名物
北見市は「玉ねぎ生産量日本一」の産地として全国的に知られており、かつては世界の薄荷(ハッカ)生産量の約70%を担っていた「ハッカのまち」としても著名な歴史を持つ。現在は玉ねぎが代表的な特産品となっており、オホーツク地域特有の寒暖差を活かした甘みの強い玉ねぎが道内外に出荷されている。また、オホーツク海に近い立地から、ほたて・牡蠣・サケなどの海産物も地域の食を支える重要な産品となっている。さらに「焼肉のまち」としても知られ、市内に焼肉店が集積した独自の食文化が根付いている。ふるさと納税の返礼品には北見産玉ねぎ(大容量のセット)が大変人気で、スープ付きのセットなど玉ねぎ産地ならではの品が揃っており、年間を通じて多くの支持を集めている。