語源
「中泊(なかどまり)」は、2005年(平成17年)3月28日に北津軽郡中里町と小泊村が新設合併して成立した際に定められた町名である。『日本大百科全書』は「町名は合併前の両自治体名から一字ずつを採用した」と記しており、旧町名「中里」の「中」と旧村名「小泊」の「泊」を組み合わせた合成地名である。
新町名は、合併に先立つ2004年(平成16年)10月8日の第7回合併協議会で「中泊町」に決定された。
なお、名称の一方を提供した「小泊」については、隣接する「大泊」に対して「奥の港」を意味するとする説と、アイヌ語の「ポン・トマリ(小さな港)」に由来するとする説がある。いずれの説でも「泊」は港・入江を指す地名要素として理解されており、日本海に面した港町としての性格を映した地名である。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治22年(1889) | 中里村/小泊村 | 町村制施行。中里村は武田村・中里村・内潟村の合併により成立 |
| 昭和16年(1941) | 中里町 | 中里村が町制施行 |
| 平成17年(2005) | 中泊町 | 3月28日、中里町と小泊村が新設合併。町名は10月8日の第7回合併協議会で決定 |
地名の特徴
中泊町は、津軽半島の内陸で稲作を営んできた旧中里町域と、日本海に面した漁業の町である旧小泊村域という、性格の異なる二つの地域からなる。合併した2町村はもともと隣接しておらず、町域は南北に分かれた飛地となっている。
こうした事情もあり、町名はどちらか一方を残すのではなく、両者の名から一字ずつを対等に採る形で決められた。平成の市町村合併期に各地で見られた合成地名の典型例である。
特産・名物
中泊町は、豊かな自然と海の恵みに育まれた多様な特産品を持つ地域です。特に新鮮な海産物や、高品質な農畜産物が豊富に手に入ります。
- 小泊産のイカ(スルメ):中泊町の小泊地域は、日本海を回遊するイカが成長過程のピークを迎える好漁場であり、豊富な水揚げ量を誇ります。潮の流れが速く複雑な環境で育つため、身の旨味と新鮮さが抜群です。完全無添加に加工されたスルメイカは、職人の技が生んだ濃厚な味わいが楽しめます。
- 津軽海峡メバル(ウスメバル):中泊町が青森県内有数の水揚げ量を誇る高級魚「ウスメバル」の産地です。この地域で獲れるメバルは「津軽海峡メバル」として知られ、その美味しさは地元でも高く評価されています。
- 国産馬肉:安心安全を重視した中泊町産の新鮮な馬肉が特産品の一つです。刺身やユッケなど、高品質な状態で提供されており、食の安全性を追求する消費者に支持されています。
- 完熟トマトジュース:地元の気候風土で育まれた完熟トマトを100%使用したジュースも人気です。フレッシュな味わいが楽しめ、日常使いしやすい特産品として知られています。