語源
和泊は、沖永良部島の言葉でワドゥマイと呼ばれます。島内の地名由来をまとめた資料は、この名について主に2つの説を挙げています。
- 漁師が泊まった説 — 和(ワー)の漁師が、漁の前に波が落ち着くまで休憩した。「和」の人が「泊」まったことによる
- 湾泊(ワンドゥマイ)説 — 大きな湾を意味する「湾泊(ワンドゥマイ)」から「ン」が省かれ、「ワドゥマイ」と呼ばれるようになった
どちらの説も、船を寄せる入江・湾という水辺の条件を出発点にしている点で共通しています。「和泊」という漢字は、この「ワドゥマイ」という音に当てた表記と理解できます。
なお、鹿児島県の「地名の由来」資料やコトバンク所収の事典には、和泊の項目に由来の記述がありません。上の2説は島内から発信された資料に拠るものです。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 不明 | ワドゥマイ | 島言葉での呼称 |
| 不明 | 和泊 | 音に漢字を当てた表記 |
| 昭和 | 和泊町 | 1941年に町制施行 |
地名の特徴
和泊町は沖永良部島の東半分を占め、大島郡に属します。奄美・沖縄の地名は、島言葉の音に後から漢字を当てたものが多く、和泊もその一つです。字面の「和」を「調和・穏やかさ」と読むのは字義からの後付けで、島言葉の「ワー」「ワン(湾)」に当たる音を写したものとみられます。
特産・名物
和泊町(沖永良部島)には、以下の特産品が知られています。
- 沖永良部島珈琲:地元の農園で栽培された高品質なコーヒー豆を木樽で熟成させたものなどがあり、香ばしい味わいが特徴です。
- 南国の島バナナ:農薬・化学肥料不使用で栽培されたバニラ風味の甘いバナナは、温暖な気候を活かした特産品として人気があります。
- 奄美黒糖焼酎:沖永良部酒造で製造される黒糖焼酎は、地元の伝統的な製法で作られ、甘みと香りが楽しめるお酒です。