語源
「三沢(みさわ)」という地名の由来は、現時点で確かな根拠を示す資料が見あたらない。『デジタル大辞泉』『日本大百科全書』などの辞典類、および三沢市の公式サイトはいずれも市の沿革を記すのみで、地名そのものの語源には触れていない。三沢市のウェブサイトには「三沢市の地名あれこれ」として天ケ森・砂森・塩釜・仏沼・織笠・六川目・金糞平・淋代・三川目の由来を解説したページがあるが、市名の「三沢」は取り上げられていない。
たしかなのは、この地名が明治期にはすでに存在していたことである。三沢市の歴史によれば、明治14年(1881)9月19日に百石村からの分離独立が認められて三沢村が誕生し、明治22年(1889)の町村制施行にあたり三沢村と天ヶ森村が統合されて新たな三沢村が発足した。現在の市名はこの村名を継いだものである。
「沢」を含む地名は水の集まる低地や谷を指すことが多く、この地が小川原湖と太平洋に挟まれた低平な土地であることと結びつけて説明されることもあるが、そう述べた確かな出典を確認できていない。本項では推測を記さず、由来未詳としておく。
歴史的変遷
| 時代 | 呼称 | 備考 |
|---|---|---|
| 明治14年(1881) | 三沢村 | 9月19日、百石村からの分離独立が認められ成立 |
| 明治22年(1889) | 三沢村 | 町村制施行により三沢村と天ヶ森村が統合 |
| 昭和23年(1948) | 大三沢町 | 2月11日、三沢村と六戸村・下田村・浦野館村の各一部が合併 |
| 昭和33年(1958) | 三沢市 | 9月1日、大三沢町が三沢に改称し即日市制施行 |
地名の特徴
三沢市域は太平洋と小川原湖に挟まれた低平な台地で、市域の大部分が平坦である。近代に入って旧日本海軍の飛行場が置かれ、戦後は米軍三沢基地と航空自衛隊の所在地として知られるようになった。
地名としてみると、この市は近代の行政区画の名がそのまま繰り上がってできた市名である。明治14年の分村で生まれた「三沢村」が、大三沢町を経て市名になった。「大三沢町」からわざわざ「大」を落として市名としたことからも、拠りどころとされたのが元の村名であったことがうかがえる。
特産・名物
三沢市は、豊かな自然環境と歴史に育まれた多様な特産品を持つ地域です。特に農業や水産業が盛んで、地元ならではの味覚を堪能できます。
- ごぼう:古くから「日本一のごぼう」として知られるほど品質が高く、食用の根菜類は三沢市の豊かな土壌と気候が生み出す恵みです。
- にんにく:高品質な農産物として栽培されており、特に地元産のニンニクはその風味と栄養価の高さで知られています。収穫時期には「先行予約」などで注目を集めます。
- 昼いか(ひるいか):ブランド名を持つ海産物の一つです。新鮮で身が引き締まった昼いかは、三沢市の水揚げされる魚介類の中でも特に高い評価を得ています。